「手と脳はつながっている」
普段、なかなかこんなふうに意識することはないですよね。
今日は、手と脳のつながりの観点から手相を分かりやすく解説してくれる本をご紹介します。
寺島みさおさんの
『こわいほど自分の強みがわかる!すごい手相学 脳の動きは手にあらわれる』
この本の一番良いところは、手相が変化したお客さんの実例写真を時系列でたくさん載せてくれていること。
手相が変化していく様子をはっきり見ることができるんです。
こんな本はなかなかないのでかなり貴重です。
著者は手相を脳科学と定義していわゆる手相占いと明確に区別しています。
巻末には洋書を筆頭に30冊以上もの参考文献の名前がズラッと並んでいて、手相の真実に迫ろうという著者の気迫が伝わってきました。
一般的な手相の本は根拠がなくていまいち信用できないという人も、この本なら納得できるのではないでしょうか。
日本の手相と西洋の手相の違いについてもかなり詳しく書かれています。
たとえば、どの手相の本にも当たり前のように登場する財運線。実は西洋手相には存在しないという事実に驚きました。
正直、この本を読むまでは日本の手相と西洋手相の違いについて意識していなかったし、手相の歴史についても深く調べたことがなかったんです。
本に書かれていることをただただ、鵜吞みにしていました。
個人的には西洋の手相にとても興味が湧いたので、これから積極的に勉強していこうと思っています。
「手のひらに現れる線だけをリーディングしても片手落ち」
力強くこう言い切る著者。近年のエンタメ的な日本の手相に対するアンチテーゼともとれる言葉です。
指の形や手のひらの形など、手を総合的に観察する法則をこれでもかというくらい細かく教えてくれていて、もはや当たるとか当たらないとかの域を超えています。
まさに「手相学」の名にふさわしい作りで、一般的な手相の本では満足できない人におすすめです。
写真も豊富ですが、文字がびっしりで情報量がものすごいです。とにかくあらゆる角度から、分析家のごとく手を観察していきます。
手相に対する自らの「なぜ」を、妥協することなくとことん探求し続けた著者。いったいどれだけの年月をかけて、これほどの膨大な知識を自分のものにしてきたのか。読み終えたときには敬意の感情すら湧いてきました。
娯楽的な要素は一切なく、まさに学問といった雰囲気の超硬派な本です。
読み切るのは大変ですが、この本を読めば手相に対する姿勢が大きく変わることを保証します。

